「モヤモヤ」するのは悪いことではない

生きかたをデザインする
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イラっとしてしまう自分、モヤモヤしてしまう自分、そんな自分はいけないと思っていませんか?

実はその「イラッ」「モヤッ」にこそ、愛すべき自分を知るヒントが隠れているんです。

「モヤモヤ」する自分は好きですか?

こんにちは。

トラストコーチングスクール(TCS)認定コーチの山下イクミです。

 

突然ですが・・・

 

誰かの考えてを聞いて、モヤモヤしたことはありますか?

誰かの行動を見て、イラッとしたことはありますか?

そんな時、モヤモヤしたり、イラッとした自分にどんな(心の)声をかけますか?

 

実は私は、キャリアコーチングの授業をする時に、必ずお伝えしていることがあります。それは・・・

 

モヤモヤ、イラッと、を大切にしよう!

その気持ちをじっくり味わってみよう!

ということ。

 

でも、この話しをすると、ほとんどの人が「え?なんで?」という顔をします。きっとそれは

モヤモヤすること

イラッとすること

そのこと自体を「いけないこと」と思っていて、そんな気持ちになる自分は「いけない」と抑え込んでしまう人が多いからだと感じています。

 

そういう私も、以前は、イラッとしたりモヤモヤしている気持ちを抱えている自分が嫌いでした。

 

相手と意見が違うと、反射的に相手を言いくるめようという心理が働いてしまって、理詰めで強い口調で説得し、後から「あー!またやってしまった!」と自分を責める。

自分と違う価値観を持っている人に出会うと、心がざわつき、心の中で「いろんな人がいるからね」と言い聞かせながらも「でもさぁ…」と言いたい気持ちでいっぱいになる。

本当は、もっとご機嫌で、いろんな人といろんな考えを楽しみあいたいのに、できていない自分が許せなくなる。

 

そんな繰り返しでした。

 

そんな私が、なぜ「イライラ・モヤモヤを大切にしよう!」と言っているかといえば、

「イライラ・モヤモヤを大切にする」ことで、もっとご機嫌で、いろんな人と考えを楽しみあえるようになれたから。さらには、自分のいろんな面を愛せるようになったからです。

 

「イライラ」「モヤモヤ」に隠れている大切なこと

イラッ!

モヤッ!

は、相手と自分の考えや価値観が違う時に生まれます。どちらがいいか悪いかは関係なく、そこに「違い」を感じれば生まれるものです。

 

そして、私たちが無意識に「イラッ!モヤッ!」を嫌うのは、きっとそこに「どちらかが正しく、どちらかが間違っている」という思考が働いているから。

 

善悪の判断をせずに、純粋に

「あ!私とこの人は考え方が違うんだ!」

「あれ?私はどんな価値観をもってるから、今、心が動いたんだろう?」

「相手は、(私と違う)どんな価値観を持ってるんだろう?」

と考えられるようになると、不思議と「イラッ!モヤッ!」が楽しめるようになります。

 

ちなみに、私の1番のイライラ源は娘です。笑

考え方も感じ方も、正反対の娘には、本当に毎日「イラッ!モヤッ!」の連続。

 

(皆さんも、親にイラッ!とか、モヤッ!とかしませんか?)

 

でも、それは「私にはない、娘の価値観を知る機会」と感じるようになってからは、その「イラッ!モヤッ!」をスタートに、さらに対話を楽しみ、最後にはたくさんの発見をして、ワクワクの気持ちで終えることができるようになってきました。

 

「モヤモヤ」を大切にすると世界が広がる

世の中には、たくさんの人がいます。「世の中にはいろんな人がいるから」という言葉も、私は諦めの言葉ではなく、その違いを楽しむための言葉だと思っています。

イラッ!

モヤモヤ!

そんな気持ちが生まれた時は、自分の大切にしていること(価値観)や、相手の大切にしていること(価値観)がキラッと見えた瞬間。

そこで相手を切ってしまうのではなく、「おっ!?!?」と興味を持てたら、きっとコミュニケーションももっと楽しくなるかもしれません。

TCS認定コーチ 山下イクミ

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