「ティーチング 」と「 コーチング」のベストバランスの見つけ方【続編】

教育にコーチングを活かす
教育にコーチングを活かす

教育現場でコーチングを活かしたい!

という先生方にとって

 

ティーチングとコーチングのバランスは

永遠のテーマといっていいかもしれません。

 

以前、↓こちらの記事↓ で

「ティーチング」と「コーチング」のベストバランスの見つけ方

 

ティーチングとコーチングの

ベストバランスについて書きましたが

 

あれから2年が経ち

私の中での「バランス」の捉え方が

変化してきていることを感じます。

 

コーチングの醍醐味のひとつは

 

「言葉の定義を見なおすことで

 心の中に変化が生まれ

 行動も変化していくこと」

 

今日はあえて

 

以前「定義」した

ティーチングとコーチングの

ベストバランスを

描き直してみたいと思います。

 

「ティーチング」と「コーチング」のバランス ~以前の感じ方と、今の感じ方~

こんにちは、TCS認定コーチの山下イクミです。

 

本年度は

大学では家庭科教員を目指す

教職課程の学生の授業を担当し

 

高校では

家庭科非常勤講師として勤務しています。

 

 

家庭科という

ひとつの答えのない教科を教えることは

コーチとしてもワクワクする挑戦。

 

通常の授業の中で

コーチングがどのように混じり合っていき

どのような色になっていくのか

 

試行錯誤の日々を過ごしています。

 

 

「ティーチング」と「コーチング」の

バランスについて

 

私が意識しながら授業をしはじめたのは

3年前のこと。

 

 

教壇に立てなかった10年間の間に

コーチングコミュニケーションを学び

プロのコーチとしても

仕事をした後のことです。

 

 

当時、私が感じたのは

「コーチング」を取り入れたけれど

 

そうすると

授業でやるべき内容が終わらない!

というもどかしさでした。

 

 

その中で

 

バランスとは、円グラフのように

ティーチングが〇%、コーチングが〇%と

はっきり分かれるものではないかも知れない

 

 

自分なりの【バランス】という【形】が

いったいどんな形なのかを

見つけることが大切なのではないだろうか

 

と考えるようになりました。

(詳しくはこちらの記事を読んでくださいね!)

 

 

 

当時の私が見つけた

「ティーチング」と「コーチング」の

ベストバランスは

 

「ティーチング」を主として教壇に立つ自分の背中に

「コーチング」の自分が常にスタンバイしていて

ここは「コーチング」のタイミング!と思うと

いつでも「コーチング」側の自分が顔を出す

というものでした。

 

 

それは言い換えれば

ティーチングの私/コーチングの私

という2つの自分が存在していて

 

それが自由自在にスイッチングする

という感じ。

 

 

でも、最近は

ティーチングの自分/コーチングの自分

という境目がなくなって

 

両方が自分の中でなじみあっている

わざわざ分けるものではなくなっている

 

そんな感覚になってきたんです。

 

変化に気がついた「きっかけ」

こんな変化に気がついたのは

今年の4月のこと。

 

新しく着任した

高校での授業を通してでした。

 

 

ふと

「ティーチング」の場面/「コーチング」の場面

と意識せずに

授業をしている自分に気がついたんです。

 

 

授業の中には、間違いなく

「ティーチング」と「コーチング」が

存在しているのだけれど

 

前のように意識的に

スイッチしているわけではない。

 

自然と、グラデーションのように

ふたつが共存しているような感じ。

 

 

あれ?これって何でだろう?

と思ったんです。

 

 

「焦り」「不安」から生まれた余分な力が、コーチングを妨げていた

思い起こしてみると

3年前の私は

 

授業中に教えなければならないことが

盛りだくさんすぎて

 

「時間が足りない!!!」

という感覚にいつも追われていました。

 

 

・授業の導入でどのような問いを投げかけようか?

・教えなければならないことはたくさんあるけど、どこで「問い」を投げかけようか?

・考えて欲しいポイントは何だろう?

・伝えたいことはたくさんあるけれど、「ワンメッセージ」に絞るとしたら?

 

と考えながらの授業準備しながらも

(今思えば「考えさせなければならない!」

 と思っていたかも?)

 

やっぱり「焦り」があって

時間が足りない!終わらない!

と心の中でつぶやいていたように思います。

 

 

そして同時に

考える時間はもてているけど

 

試験の平均点は

他の先生のクラスよりも低くて

 

逆に

生徒の自信を無くさせているかもしれない・・・

 

という「不安」も抱えていました。

 

 

その中で

ベースは「ティーチング」の自分がいて

生徒の反応をみながら

「コーチング」を取り入れる

 

そんな関わり方に落ち着いた・・・

と記憶しています。

 

「余白」が「ティーチング×コーチング」の可能性を大きくする

一方、現在の勤務校では

「焦り」「不安」を感じながら

授業することはなくなり

 

肩の力を抜いて

生徒と向き合っている気がします。

 

 

それはなぜだろう?と考えると

 

もちろん

コーチングを学び続けてきたからこその

変化や成長もありますが

 

ひとつの大きなポイントに

授業内容に「余白」があること

があるように感じています。

 

 

例えるなら・・・

 

以前は

プリントに「穴埋め」がたくさんあって

それを必死に埋めていくような感じ

 

一方、現在は

授業内で抑えるべき

最低限の「キーワード」のみ存在していて

 

教員間には

「キーワード」という

共通の「ゴール」はありつつも

 

そこに至る「道」に決まりはない

 

 

この「余白」をどう使うかは

担当する先生に任せられていて

 

この「余白」にこそ

それぞれの先生の

「らしさ」が表現されてくる。

 

 

そんな環境が私の

「ティーチングとコーチングのあり方」を

変化させてくれたように思います。

 

 

あらためて振り返ってみると

 

3年前の私が

「終わらない」と焦り

「試験の平均点が低い」と不安

になっていたのは

 

どのように進むかの

「道」は指定されているのに

 

「ゴール」となる試験

に繋がっていくポイントが

ブラックボックスであったから。

 

 

「試験」で「最低限」

どのキーワードを抑えればよいのか

それが明確になっていることで

 

教員自身もその「余白」を

安心して工夫して

楽しみながら使えるようになって

 

より探究的に

「コーチング」を活かす空間が

生まれてきているように思います。

 

 

「キーワード」に

向かう方法は無限にあって

 

目の前の生徒の「今」にあわせて

ライブ感覚で

一緒にその目的地に進むことができる。

 

 

「ティーチング」だけれど

「コーチング」でもある

 

一緒に歩んでいく授業へと

変化していくのかもしれないなと。

 

そんな風に感じています。

 

 

コーチングが活きる土台づくり

こう考えてみると

「ティーチング」と「コーチング」の

ベストバランスのためには

 

自分自身の中での

「カタチ」を明確にすることと同時に

 

 

授業の流れをガチガチに決めず

そこへ至る「道」を

生徒とともに選びながら進んでいく

 

そのように対応できるための

「心」と「思考」を準備しておくことも

必要なのかもしれません。

 

 

また

その前段階として

 

周囲の先生と一緒にゴールを明確にして

相手を信じて任せるという

関係性づくりも

大切になってくるように思います。

 

 

そう考えると

生徒のための「コーチング」の土台には

 

教員自身の「セルフコーチング」

教員同士の信頼関係が必要とされているんだな

・・・とあらためて思いますね。

 

 

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TCS認定コーチ 山下イクミ

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